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原画制作年 | 昭和8年 |
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サイン | なし(保証書付) |
技法 | ジクレー版画 |
用紙 | ドイツ製高級画紙 |
作品本体サイズ(縦×横) | 51.5×36.4cm |
額仕様 | ブラウンウッド |
額寸 | 60.5×45.4cm |
エディション | 限定200枚 |
お届け期間 | 15〜20営業日以内に発送予定 |
ご注意 | モニター環境により、実際の商品の色合いと多少異なってみえる場合があります。ご注意ください。 |
「水竹居」とは、清流と竹林のある書室を指し、中国の故事によれば文人墨客の住まいの理想の環境を意味している。この日本画は昭和8(1933)年、夢二がドイツ・ベルリンに滞在中、現地の女性をモデルに制作したと伝えられる。大きく抜いた衿からのぞく白い肌が艶めかしく、穏やかな表情ながらも心に迫るまなざしがこちらへ向けられている。久遠の女性像を求め続けた夢二の、清らかで静かな「理想郷」なのであろうか。永年の夢であった洋行を実現し、欧米の美術に学んだ末の最晩年の傑作として、東洋と西洋の美を融合した彼の画業の到達点が認められる。© 竹久夢二美術館イメージアーカイブ/© DNPartcom
画家・詩人。岡山県生まれ。本名、茂(も)次郎(じろう)。早稲田実業学校在学中より雑誌へ投稿し、明治38年末にデビュー。以後コマ絵や挿絵を数多く発表し、センチメンタルな独特の女性像は「夢二式美人」と呼ばれ一世を風靡した。画壇に属さず、日本の郷愁と西欧のモダニズムを自在に表現した作風で、日本画・水彩画・油彩画・木版画などを制作。大正3(1914)年には「港屋絵草紙店」を開店させるなど、デザイン分野にも力を注いだ。また「宵待草」他、詩や童謡も数多く創作し、57冊の著作本も残している。昭和6(1931)年からアメリカ、ヨーロッパを旅するが、帰国の翌年、昭和9(1934)年に長野県の富士見高原療養所にて肺結核により没した。